スパコン

先日書きましたように思うところあって月刊三橋視聴しております。本編の他に付録が沢山ありまして、対談が非常に面白いんであります。昨夜は齊藤元章という人でした。この人は医師から転じてスパコン開発のベンチャーを立ち上げた人で、20人程度のグループがわずかな期間に一定量のエネルギー下の解析速度で世界第二位になってしまった、もう見るからにあったまいい!って感じの人。

 

知ってますか?現在世界一の演算速度のスパコンは中国のものなんだけど六階建てのビルくらいの大きさがまるまるそれで、横に発電所おっ建てたようなもんなんですと。要するに単体をどんどんつなげてデカくすれば能力が上がるという力技。しかもその空間の九割は冷却に当てられているという。

齊藤氏の技術開発はこれと真逆の発想で空冷の三千倍以上の効率を持つ水を使った冷却方法なんだそうな。もちろんただの水だと感電してソッコーおじゃん。何とか言う電気を通さない液体を使う事で体積を三千分の一以上小さくしちゃったんですと!だから六階建てが一部屋くらいになって電力消費もそれに連れ劇的に減。

これが進むとどうなるか?あたくしのおつむの演算速度で理解したところではものすごく難しいことがものすごく早く分かるようになって、様々な生産効率がすんごく上がるということらしいです・・・はあはあ、あったま悪そ~ 

 

でね。遠くない将来にはエネルギー問題も食糧問題も解決する上に兵器がなくなるかもしれないんですよ!だって武器持ってると乗っ取られて自分が危なくなるから。ただこれを人類にもたらすのは日本でなくてはならないんですと。あの国とかあの国が持っちゃうと逆に覇権争いに使っちゃうから。

 

あたくし長らく次世代のキーワードは「足るを知る」であって永続的な成長を求めるのは地球を滅ぼすだけだと標榜してまいりましたが、野放図な欲望の垂れ流しの為でなくこうした方向の技術革新があるならばそれは完璧に是でありますな~。

例の事業仕分けの時「二番じゃダメなんですか?」ってのがあったけど、やっぱダメなんです!結果としての二番はいいけど最初から二番でいいやという志の問題として。

 

それにしてもあれね。

あたくしが酒飲んで酔っ払ってる間にもこうした人々の努力が世界を変えていくんですね。なんとなく申し訳ないような気がしますが、とりあえずあたくしは・・・二番でいいや