缶蹴り

ゲームでもパソコンでも携帯でも、バーチャルな世界の遊びきれないほどのお楽しみにあふれた現代でも、子供たちは缶蹴りってやっているんでしょうか?

スピルバーグの映画版「トワイライトゾーン」の中でも老人ホームのお年寄りたちが夜中にやるシーンがあったように、洋の東西を問わず昔の子どもにとっては実に夢中になるワクワクの遊びでありました。

ただね

 

鬼になると辛いんですよね~!ひとり対全員ですから。

だもんで何とか鬼になるのを避けようと、子供ながらに様々な作戦を考えたもんです。

手の込んだやつになると友達と服取り換えて名前間違えさせるとか、全員一斉に飛び出して行って鬼が名前言い終わる前に蹴っちゃうとかね。

ただしこれはメンバー多くないと出来ないわけです。三人くらいじゃすぐ呼び終わっちゃうから。

 

そこで考案されたのが「ワ~ワ~作戦」。

これ一斉に飛び出すのは同じなんですが、全員口々に叫びながら突進するので名前呼んでも聞こえないという。ってゆっか、ま、聞こえないふり?

実は子ども同士でもズルいの分かっておりまして、反則ギリギリというよりは完全にアウトの禁じ手でありました。

 

参議院選挙もいよいよ大詰めでございまして各党代表の街頭演説も熱気を帯びております。

そりゃいいんですが、某第一党の総裁が行く先々でプラカード掲げて大声出したり演説妨害してる一群がありますわな。

あれってさあ「ワ~ワ~作戦」じゃないすか?

 

移民法だの種子法だのましてや消費税増税なんざ絶対反対だしあたくしだって頭きてますけどね、だからって話すことそのものを妨害するってのはダメでしょ。

 

どうも言論の自由とか人権とか声高に主張する人に限って相手の言論封じたり人格否定するような言動してやしないかと思うんであります。

 

子どもにだってズルしてるの分かると思うけどなあ