ワルツを踊ろう

テレビの番組などで専門家がその道のことを素人にも分かりやすく解説してくれる企画が時々ありますね。あたくしあれが大好きなんであります。

毎週土曜朝、文化放送「ハピリー」でやってる「ハピリーくらっしく」はそんなコーナーです。マツケンサンバで有名な作曲家の宮川彬良さんがいろんな面白い話を聞かせてくれます。前回のテーマはワルツでした。 

ヨハンシュトラウスの「美しき青きドナウ」を聞いて、ピアノでメロディーをたどりながら分析していくと、通常の曲であればテーマがあってその後の展開がありまた戻ってくるところをこの名曲は、そのワンフレーズだけで十分一曲になるであろう美しい旋律をこれでもかっ!と積み重ねております。そしてそのまま突っ走って走り去るがごとくでエンディングに至るという。

 

当時では聞いてびっくりなこの展開、いったいなぜなんでしょうか?

それはね。終わりたくないからなんだそうな。

 

ワルツが生まれるまで19世紀のウィーンの舞踏会というのは王侯貴族の前でお行儀よく踊りをお見せする場で、男女がダンスを共にするといってもそれまで主流のメヌエットでは手を添えて横に並ぶくらい。

 

 

それがですよ。ワルツの登場によって向かい合うわ腰に手を回すわってんでもうウハウハ 

ワルツの演奏が始まるのは王様たち帰っちゃった後と決まってまして、そうなるともう先生いなくなった後荒れたクラスの自習時間みたいな。飲めや歌えや踊れや踊れ~!そりゃ終わりたくありませんわな 

 

 

これまで常々あたくし西洋の人ってのはよくこっ恥ずかしげもなく人前であんなスケベなダンスできるもんだと思っておりましたが、これ聞いて初めて知ったんであります。すなわち彼らもそれ以前は含羞なるものを知っていたのだと。

でもだったらあの福の露出度はどうなんでしょうか?胸元出し過ぎよね。好きだけどさ (^-^)