納涼四景

飲食いじめの嫌な世の中ではありますが拗ねてばかりいられません。

気を取り直して落語聴いてまいりました。 

 

このところ生落語づいております。

先週の「板橋名人会」に引き続き昨夜は国立劇場にて「納涼四景」。

チケット手配はいつものようにいばさく演芸部部長、いつもありがとうございます!

 

こういうさ中ではありますが満席に近い入りで、ロビーとかの椅子だけ離れて座るようにテープが貼ってある意味があるのか?という。

五分に満たない珍しい前座噺に続き人気絶頂の春風亭一之輔師匠は「加賀の千代」

口開けということで軽い調子でしたがいつもの形態模写?や、微妙にちりばめたくすぐりがさすがでございました。

 
 
 

続いては柳亭市馬師匠の「淀五郎」

俵星玄蕃をレコーディングするほどの芝居好きだけあって、芯が通って線の太い出来でございました。
 
 
 

中入り後は桃花楼白酒師匠の「お見立て」

演者によっては中ダレする噺ですが、病気→入院のところを一つにまとめてすっきりもっていきましたね。
 
 
 

とりは柳家さん喬師匠で「井戸の茶碗」

これはとても好きな噺のひとつで、もっちゃりした語り口がギリギリだれそうなところをところどころ笑いを取りながらもたせ、終盤にかけて上げてゆき最後はちょい泣かせるというベテランらしい腕でございました。
 

 

 
 
宣言下の街は宵の口にもかかわらず人通りも少なく、お楽しみの打ち上げもできないまま帰ってまいりました。
ほんと落語でも聞いて笑ってなけりゃやってられませんわ