マニトゥ
気持ちの良いお天気となりました~
あたくしの知る限り洋画でホラー映画の嚆矢となったのは「エクソシスト」でありましょう。
それ以前にももちろんあったけれどドラキュラとかフランケンシュタインのような古典やゴシック的なもので、例えばそれまでの探偵小説が松本清張の登場によって推理小説に近代化?されたのと同じように。
小学生の時でしたか、見に行ったけど怖かった!当時はまだホラーという言葉は無かったかと。
以来様々なホラー作品が作られましたがまあ玉石混交ってやつでね。
大分後の方に「マニトゥ」がありましてこりゃもう石の方でした。
アメリカインディアン(当時普通にそう呼んでた)の部族に伝わる精霊のようなものがマニトゥで、人にも動物にも植物や山川にも宿るってんで。
ある女性が背中に妊娠しそこから出てくるのがラスボス的古代の悪霊なんでして、それをインディアンの悪魔祓いみたいな人の手を借りてやっつけようという。
その戦いにいろんなマニトゥを借り出しても生まれ落ちた悪霊に歯が立たず、最後何が出てくるかというとこれが機械のマニトゥ!
病室の検査機器みたいなお古いコンピューターから変なビームが出て先程の女性に照射されると、彼女膝立ち状態になって悪霊に発射するんであります。
ビームの撃ち合いの果てめでたく悪霊退散となるんですがそれにしても機械のマニトゥはねえだろ、と、ずっこけましたっけ。
これ見た友達はそれ以来パチンコ行くと「機械のマニトゥ機械のマニトゥ」と唱えながら打っておりました。
んが
町工場で長年使った工作機械を交換する時、長年お世話になった機械にお酒掛けたりして供養したというのが話題になったのを聞きました。
そういや日本人ってそういうゆかしい人たちだったなあ。
やっぱいるんじゃん、機械のマニトゥ