美容院
お寒うございます。
新社会人として横浜営業所配属になった時の営業所長が「ニワノ君、これからは男も美容院に行くべきだよ」なんつっておりまして、かれこれ40年以上前ですからまだそういう時代ではなかったものか。
実はこの方事務の女性と不倫関係にあってシャレオツしておったと後になって分かったのですが、んな事ぁ知る由もなく「そうっすか!」なんてんでさっそく部屋借りてた山手のお店に行くようになりまして。
ただそれは何回かでやめてやっぱ床屋にしたんでして、何でかというと同じく山手の駅前に女性理容師さんばっかのお店があったから。
子育て中で金の無い時期は千円カット。愛犬あんこは八千円のトリミングで「単価にすれば俺の勝ちだ」とネタにしておりました。
ちょいと余裕が出来てからはかみさんと同じ美容室で同じ担当に切ってもらい、関係悪化後はまた千円カットでグリグリの坊主頭。
その後は徒歩30歩ほどのおじさんがやってる美容室へ。我が家男三人同じお店で一番気楽でしたね。
それが前触れもなくいきなり閉店してしまいさてどうしようと。
ハゲの短髪じじいが今更何をとおっしゃるかもしれませんがソフトモヒカンっぽい今のスタイルにはやはり美容院が良いかと思いながらも昭和人間にはどうも敷居が高く、検索して男性歓迎っぽいお店を探していきついたのが地元蕨の今のところ。
担当のS波さん(男)とも何年になりましょうか。
とはいえ毎度入店時には女性客の視線が気になりまして、こんな人間だけど多少それらしいカッコに着替えては行くようにしておりまして、だったらウェストバッグはやめろって話ですが。
今週末祝い事があるため周期早めなれど昨日五時半に予約しといて行ったんすよ。
ところが会社早めに終わったんでそのまま行っちゃえば一時間前倒しで終わってゆっくり飲めるといつもの飲んだくれの意地汚さが出て、電話したら大丈夫だと。
車で直行となってさて
襟ぐりタゴタゴのトレーナーの袖口からこれまたタゴタゴの長袖シャツがはみ出して、防寒ズボンもヨレヨレ、履き古しの靴はズルズル。そしていつものウェストバッグ。
我ながらなんちゅう酷いカッコだろうと。
しょうがないので腕まくりした上にジャンパー羽織って入店。
平日の早い時間でも女性客三人いてね「何よこのダサダサじいさん」ってな視線が 

たま~に新しい服買うとこれからは服装に気を遣おうと思うんだけどね~。
同じ金使うんなら酒に行っちゃうんだよね~ 


