博士と大臣

古い言葉に「末は博士か大臣か」とあるほど、昔はどちらも優れた素質を持つ子供が将来立身した姿とされてきました。

ノーベル賞に象徴されるように博士の方の輝きは変わっておりません一方、最近の大臣はどっちかっつ~とこの人バカなんじゃないの?と思われる方々がなられるようですね。

 

これまた以前書いたように失言とは思っていることがつい出ちゃうものですから本音と言い換えてもいいわけで、取り消そうが詫びようがそういう人間なんだと自ら公表してるのと同じなんであります。密集地で震災が起きたら更に甚大な被害を招くという意味は分かるけど言い方の拙さは即ち、己の考えの吐露ですからな。

 

お名前を出すと差し障りがあるので匿名ですが、あたくしのおやじが最初の選挙から応援していたため今も親しくお話をうかがう機会のある現職閣僚の方によりますと、復興大臣というポストは誰もが敬遠したがるんだそうで、それは労多い割に成果が見えづらくキャリアとして後援者に誇ったり残せるものが少ないからのようです。

けど一度は大臣やってみたい。だからこれしか残ってないのを回してもらう。

そんなんだから誰がやっても進まないんじゃないのか復興?だってさあ、復興庁が東京にあるのっておかしくないすか?四六時中現場にいなけりゃダメっしょ。

あたくしの盟友なんぞ失敗すれば無一文になるの承知で、こっちの所帯全部投げ打って南三陸に引っ越しましたもん。覚悟が違うんだよなあ・・・。

 

我が長男は現在職場を変わるための端境期であります。

時間あるんだからギターの弦替えてくれたらその代わり寿司食わせてやると持ち掛けまして商談成立、昨夜食う方先に行ってきました。実を言えば金も無かろうと慮って理由つけたという親心でございまして。

生ビール飲んで美味い美味いと食べておりましたがそのうちに浮かぬ顔に。頭振り振り言うのを聞けば「あ~無職のくせに親の金で寿司食って酒飲んで、これって転落の始まりかも?」なんてんで。

 

大丈夫!恥じる心を知ってるお前は博士にはなれないかもしれないが変な大臣より立派かもしれない。

 

やれやれ (*_*;