ガラ

雨で寒くって、今朝は外回りしないので助かりました 
 
大変忙しく久々のアップになってしまいました。
 

お肉屋の仕事の中にガラ詰めというのがありまして、こりゃラーメン屋さんがスープを取る骨のことであります。

このガラというのがまた嵩張って重くてとがっていて危なくて、それなのにあまり儲からず手ばかりかかるという。
たいていは凍ったままのものを電ノコで切って袋に入れるのですが収まりが悪く、どうかすると切っ先で破れてしまうため要注意だしとにかく時間もかかりまして。
 
いろいろあってこれやるのもあたくしということになり、この週末はその初回でありました。
以前は鶏と豚くらいであったものが種類もずいぶん増えまして、ひとつにはこだわりのお店が増えて味も複雑になってきたことがありましょう。
並べ立てますと、豚ガラ、豚背ガラ、豚ゲンコツ、豚足、鶏ガラ、親鳥、モミジ、牛ゲンコツと。
行列のできる某有名ラーメン店さんのオーダーに合わせたこれらを、切ってセットにして大袋に詰めるという。
平日作業の合間にやってるとなんだかんだ間に入るため丸一日かかるというので、ならば休みの日にまとめてやっちゃった方が効率よかろうと。
で、あたくしの出番というわけで。
早朝からやったので半日で済みましたがあとの掃除がめんどくさかった 
そういえば
 
中学校の同級生で子どもの頃から将来はラーメン屋さんになると決めてた友達がいて二十代に実現した当初頼まれてうちからガラを納めていたんですが、ゲンコツが違うとか結構うるさいとまだ学生だったあたくしの耳にも聞こえてきて間もなく取引無くなったとのことでありました。
実は正確にはゲンコツというのは大腿骨に限られ、とはいえ当時まだ今のようにラーメンが食の一角に断固たる地位を占めるようになる以前でお肉屋の認識も「たかがガラ」でありそんなこだわりは理解されなかったわけで。
それがですよ
 
その彼のお店が後年誰でも知ってる超有名店になり、場所も駅前に引っ越して常に行列が出来るようになろうとはだれが想像し得たことでございましょうか?
やっぱその頃からのこだわりが花咲いたということでありましょう。
 
なわけで先物買いに失敗した思いを胸に、あたくしはガラを詰めるのでありました。
 
でもやっぱめんどくさっ!