落語クイズ

実はあたくし子どもの頃からの落語ファンでして、噺のいいところを絵に描いてはネットでお絵かき名場面落語クイズなるものをやっております。何席か出題しては回答編を書くという。よかったら今日はそんなのを見てみてくださいね 

 

 

一中節の師匠伊之助と大店のお嬢様お若。互いに年若く美男美女の二人が稽古をつけるうち当然のごとく恋仲となりまして、やがて母親の知る所となりこれまた当然のごとく仲を裂かれ伊之助は手切れの五十両を渡され出入り禁止、お若は根岸で剣術道場をしている叔父の元へ。

二度と会えないはずがある夜恋しい男の後ろ姿を生垣の外に見つけて・・・。

間に立った頭が穀町と根岸の間を走り回るという騒ぎのうちに男の正体が。今に残る因果塚の由来の一席「お若伊之助」

 

 

 

御一新で江戸が明治と変わりましてかつての武士たちは一夜にして士族と名が変わり、なにがしかのものをもらって主家から放り出されてしまいました。

生きるために商いでもと始めましたが人に頭など下げたことのない人たちでうまくいくはずもなく、親切ごかしに間に入った人間に根こそぎ持っていかれちまうなんて話がよくあったそうで。

腕はいいが酒乱の職人金に逃げられて、うなぎ相手に悪戦苦闘する「素人うなぎ」

 

 

 

これは「夢金」という噺。

夢にまで金が出てくる欲深い船頭熊五郎。雪夜に舟を頼まれ祝儀目当てにいやいや舟を出しましたが客の男女がどう見ても不釣り合いで、案の定途中でむさい浪人体の男から実は拐わかした娘で、殺して金を奪うから片棒担げと脅されます。

中州に着けたところでそこは手練れの船頭、欲深とはいっても人を殺してまで欲しくはね~やとばかり浪人を置き去りに娘を親の元へ。大喜びの親からお礼にともらった五十両!やったやったと喜びますが・・・。

 

 

小田原の宿で商売下手の小宿の亭主が呼び込んできた客は今回も一文無し。そうとは知らず言われるままに三食毎一升の酒を飲ませるうち、雌鶏けしかけて雄鶏時を作るで怪しんだ女房に言われ渋々宿賃の催促。

ネタバレした男は絵師というので前に泊まったやはり一文無しの経師屋が宿賃のかたに作った屏風に絵を描き立ち去りましたが、描いた雀が毎朝絵から抜け出るというので客が押し掛け大繁盛!

これを聞いた殿様が絵を千両で買おうという。売るなと言われていたので困っているところへ再び現れた男は姿かたちがすっかり見違えておりまして、実は名高い狩野派の絵師の息子でありました。何故泣いているんでしょう?一度聞いてみて「抜け雀」

 

平成の落語ブームなんですってね。こんなことやってるけどブーム無関係、あたしゃ昨日今日のファンじゃないっすから!

また次回~