意地悪ばあさん

 秋も終盤を迎えておりまして、週末ごとに悪天候続きだった夏以降が嘘のような最近であります。

今日も風はあるものの良く晴れた三連休初日となりました。

各観光地は大変な賑わいだそうで、ウィルスの不安はあるけれどせっかくだからと旅行する方が多いという。

個人的にはウィルス何するものぞ!来たれ集団免疫!と思ってますので、外国語の飛び交わない観光地を寿ぎつつ例によってお肉屋としては三連休関係なくお仕事しておりますが、やはりそこは土曜日とあって午前中で片付け現場はお掃除に入っております。

 

毎度お話に出します「サザエさん」作者の長谷川町子先生にはもう一つの傑作「意地悪ばあさん」があり、ご本人によれば熟考中常にスルメなどを口にしていたため時折猛烈な胃痛を起こして苦しんだサザエさんに比べ、ばあさんの方はほとんどアイデアに窮したことが無く、してみれば「意地悪」というのは人間本来の欲望なのであろうと。

あたくしどちらの作品も単行本で物覚えの良い年ごろに繰り返し読んだもので、今でも一コマ目を見ればオチが分かるんであります。

でね

 

何かで検尿をするたび思い出しては笑ってしまうお話がありまして。

意地悪ばあさんが健康診断に行ったシーン。

風呂敷包みをとくと一升瓶が

「もうそんなごしんぱいを!」とそれでも嬉しそうな先生

そこでばあさん「お小水でございます」

 

朗らかに見えてもちょっとしたきっかけで日頃の不安や焦りが噴出しキレ気味の己を顧みて、できればいつでも笑いをもっていきたいものでございます